水素吸蔵合金

脱炭素社会を見すえて、
水素貯蔵技術を
早期に確立

エネルギー消費大国である日本で事業を行う私たちには、有限資源への依存度を減らし、クリーンで再生可能なエネルギーを開発する責任があります。当社は1979年、自社のコア技術を応用した水素吸蔵合金の開発を始め、その後、水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵システムの確立に成功。現在は、主にビルや工場の省エネ・創エネ用途で採用されています。当社は今後も持続可能なエネルギー事業の推進に力を入れてまいります。

応用製品例

水素の貯蔵、輸送

  • 定置式貯蔵容器
  • 移動式貯蔵容器 …
    自動車用、実験室用など

熱エネルギーの貯蔵、
変換技術への応用

  • 熱貯蔵システム
  • ヒートポンプシステム …
    排熱利用高温発生、冷熱発生など
  • 水素コンプレッサー
  • ケミカルエンジン

その他

  • 水素ガスの精製
  • 重水素濃縮分離
  • 二次電池及び燃料電池の電極材料

水素貯蔵技術のあゆみ

1979

水素吸蔵合金の開発を開始(鉄チタン系合金・日本真空技術殿、真空治金殿と共同開発)

1979年 水素吸蔵合金の開発を開始(鉄チタン系合金・日本真空技術殿、真空治金殿と共同開発)
1983

高効率ヒートポンプシステムを開発

1984

水素エンジン車用水素吸蔵合金タンクを開発

1986

水素吸蔵合金を使用した水素ガス精製装置の開発

1991

ニッケル水素電池用水素吸蔵合金の量産を開発

1994

ロータリーエンジン車用水素タンクを開発

1997

燃料電池自動車用水素タンクを開発

2000

高容量マグネシウム合金開発(水素吸蔵量5.2mass%)

2001

UPS燃料電池用水素供給システム開発

2002

国内初の水素ステーションに水素貯蔵システムを納入

2002年 国内初の水素ステーションに水素貯蔵システムを納入
2004

超格子型水素吸蔵合金を開発、ニッケル水素電池の高性能化に貢献

2006

燃料電池自動車(FCV)用ハイブリッドタンクを開発

2006年 燃料電池自動車(FCV)用ハイブリッドタンクを開発
2010

高容量ハイブリッドタンク開発(NEDO事業)

2010年 高容量ハイブリッドタンク開発(NEDO事業)
2012

岩谷産業殿に水素システムを納入(中央研究所内)

2012年 岩谷産業殿に水素システムを納入(中央研究所内)
2013

NEDOプロジェクトに参画(水素利用技術研究開発事業)

2014

水素エネルギー社会に向けた高効率・汎用型定置式水素貯蔵システムを開発へ

2014年 水素エネルギー社会に向けた高効率・汎用型定置式水素貯蔵システムを開発へ

さまざまな応用例

  • さまざまな応用例 水素の貯蔵・輸送

    水素の貯蔵・輸送

    • 定置式貯蔵容器
    • 移動式貯蔵容器(自動車用・実験室用など)
  • さまざまな応用例 その他

    水素の貯蔵・輸送

    • 水素ガスの精製
    • 重水素濃縮分離
    • 二次電池および燃料電池の電極材料

水素吸蔵合金の製造拠点

小国工場

当社の水素吸蔵合金の製造は、
山形事業所の小国工場で行っています。

  • 水素吸蔵合金の製造工程
    水素吸蔵合金の製造工程水素吸蔵合金の製造工程