地熱業務・調査経歴
国内業務経歴
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写真提供:岩手地熱株式会社
岩手県八幡平市
松尾八幡平地熱発電所岩手地熱株式会社:当社、地熱エンジニアリング株式会社、JFEエンジニアリング株式会社、三井石油開発株式会社、JOGMECが株主のSPCにより2019年に運開。
地熱発電所の「運転・保守業務」を当社の松尾八幡平地熱センターが受託し、操業しております。 -
写真提供:北海道電力株式会社
北海道森町
森地熱発電所1982年運開。現在は、北海道電力株式会社が所有
蒸気生産設備の「運営・工事管理業務」「保守・運転・監視業務」を当社の森地熱センターが受託し、操業しております。 -
写真提供:東北自然エネルギー株式会社
岩手県雫石町
葛根田地熱発電所当時日本で最大の地熱発電に成功(1978年運開)。
その後、2号機を増設(1996年運開)。
現在は、東北電力株式会社と東北自然エネルギー株式会社が所有。 -
(撮影:2000年頃)
岩手県八幡平市
松川地熱発電所日本で最初の商業規模地熱発電に成功(1966年運開)。
現在は、東北自然エネルギー株式会社が所有。
海外業務経歴
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中国チベット羊八井地熱地帯
既設地熱発電所で利用している浅部資源より高温の深部地熱資源を探査・評価。
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タイ王国サンカンペン地熱地帯
サンカンペン地熱地帯に掘削された調査井。5MW発電可能な熱水型地熱資源を確認。
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バイカル湖の湖底掘削に用いた掘削船
バイカル湖は約3000万年の歴史があり、湖底にはその問の堆積物が連続して保存されているものと考えられている。その間の気候変動を明らかにする目的で湖底堆積物の連続採取が計画され、当社が受託した。
国内地熱調査経歴
(研究開発案件を含む)
調査件名 | 発注者 | 実施期間 | 業務内容 | |
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地熱開発促進調査 開発可能 量調査 松尾八幡平地域 |
NEDO技術開発機構 | 2010年〜2011年 | 松尾八幡平地域において、地表調査を行い、地熱貯留層モデルを 再構築し、当該地域の資源量評価および経済性評価を行った。 |
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地熱開発促進調査 調査C-2 八幡平地域 |
NEDO技術開発機構 | 2006年〜2009年 | 八幡平地域の地熱資源量を評価し開発を行うために、地表調査、 坑井掘削及び坑井調査、総合解析等を行った。 |
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地熱開発促進調査 調査C-2 天栄村地域 |
NEDO技術開発機構 | 2004年〜2006年 | 天栄村地域の地熱資源量を評価し開発を行うために、地表調査、 坑井掘削及び坑井調査、総合解析等を行った。 |
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地熱開発促進調査 安比地域 資源調査 |
NEDO技術開発機構 | 2001年〜2003年 | 安比地域の地熱資源量を評価するために、地表調査、抗井調査、 長期噴出試験等を行った。 |
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戦略的地熱開発有望地域抽 出調査 八幡平南部地域調査 |
NEDO技術開発機構 | 2000年~2001年 | 八幡平南部地域において、中長期的かつ重点的な地熱開発促進調 査の導入計画の立案、開発可能資源量の見積等に資することを目 的として、広域的な地熱資源の解析・評価を行った。 |
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地熱開発促進調査 ハンマー 掘削工法の実証試験 |
NEDO技術開発機構 | 1999年~2000年 | 地熱開発に伴う掘削コストの低減を目的として、ハイドローリッ クハンマー掘削工法の地熱坑井への適用の実証試験を行った。 |
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地熱開発促進調査 秋ノ宮地 域調査 |
NEDO技術開発機構 | 1996年~2001年 | 秋ノ宮地域の地熱資源量を評価し開発を行うために、地表調査、 坑井掘削及び坑井調査、長期噴出試験、総合解析等を行った。 |
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地熱探査技術等検証調査 深 部地熱資源調査 |
NEDO技術開発機構 | 1993年~1999年 | 深部高温資源を開発し、坑井からの蒸気生産量の拡大を図ること を目的として、葛根田深部貯留層の調査研究を行った。 |
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地熱探査技術等検証調査 微 小地震利用探査法開発 |
NEDO技術開発機構 | 1990年~1994年 | 微小地震の震源等を解析し、その結果とデータを総合して断裂を 抽出するシステムを開発した。 |
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雫石地域地熱熱水事業実証 調査 熱水実証調査試験業務 |
岩手県 | 1990年~1994年 | 熱水造成施設のうち、原熱水分岐施設から熱水造成施設への熱水 輸送が安定して行えるかどうかの実証調査を行った。 |
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熱水利用発電プラント等開 発 可採量増大技術の開発 |
NEDO技術開発機構 | 1989年~1993年 | 地下におけるフラクチャーの評価・設計法を開発し、水圧破砕法 を用いて地熱流体の可採量を増大させる技術を開発した。 |
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地熱貯留層評価技術の開 発 森地域 |
NEDO技術開発機構 | 1988年~1994年 | 調査井の掘削、坑井試験、圧力モニタリング、貯留層シミュレー ション解析等から森地域の貯留層評価を行った。 |
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菅原地域貯留層評価業務 | NEDO技術開発機構 | 1987年~1989年 | 豊肥菅原地域において、バイナリーサイクル発電を実施した場合 の貯留層挙動予測を行った。 |
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熱水利用発電プラント等開 発 熱水の最適生産手法の開 発 |
NEDO技術開発機構 | 1985年~1988年 | 地熱貯留層の能力評価のための貯留層シミュレータ、坑井内流動 シミュレータ及び経済モデルを開発した。 |
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全国地熱資源調査 高温可能 性地域調査(南会津) |
NEDO技術開発機構 | 1985年~1986年 | 南会津地域において放熱量調査を行い、熱源の評価を行った。 | |
炭酸カルシウム付着防止技 術の開発 |
NEDO技術開発機構 | 1985年~1986年 | 高温キャリパー測定器の開発と、スケール付着抑制剤使用による 炭酸カルシウムスケール付着防止技術の開発を行った。 |
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雫石地域地熱熱水事業実証 調査 還元井掘削工事 |
岩手県 | 1985年~1994年 | 雫石地域において還元井の掘削、坑井試験、圧力干渉試験、貯留 層シミュレーション解析等を実施し、還元能力を評価 を行った。 |
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熱水利用発電プラント等開 発 熱水の地下還元メカニズ ムの調査研究 |
NEDO技術開発機構 | 1975年~1991年 | 還元熱水の地中における挙動や貯留層における流体挙動を坑井試 験、貯留層試験、貯留層シミュレーション解析等にもとづき評価 を行った。 |
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雲仙火山:科学掘削による 噴火機構とマグマ活動解明 のための国際共同研究」の うち火道掘削工事 |
文部科学省 | 2004年 | 雲仙普賢岳の噴火機構及びマグマ活動を解明するために、普賢岳 火山の中腹において火道に向けて科学調査井の掘削工事を行っ た。 |
海外地熱調査経歴
調査件名 | 発注者 | 対象国 | 実施期間 | 業務内容 | |
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地熱分野課題対応強化(地 熱アドバイザー) |
(独)国際協力機構 | 全世界 | 2012年~2013年 | 地熱分野の情報収集・分析等、技術的見地から、 (独)国際協力機構に対する支援を行った。 |
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エルサルバドル国再生可能 エネルギー国家マスタープ ラン策定プロジェクト |
(独)国際協力機構 | エルサルバ ドル国 |
2011年~2012年 | 2012~2027年の15年間を見据えたマスタープラン を策定した。対象は小水力発電、地熱発電、太陽光 発電、風力発電、バイオマス発電等であったが、当 社は地熱発電分野を担当した。 |
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ロシア連邦イルクーツク州 における地熱ヒートポンプ 利用地域暖房基礎調査 |
(財)地球環境セン ター |
ロシア連邦 | 2003年~2004年 | イルクーツク市における地域暖房の熱源を地中熱ヒ ートポンプに置換するための基礎調査を行った。 |
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タイ王国小規模ローカル電 力グリッド内における小規 模地熱発電可能性予備調査 |
(社)海外コンサル ティング企業協会 |
タイ王国 | 2001年 | メーホンソン地域においてクリーンで経済的な小規 模地熱発電を行える地域を発掘するために、地熱資 源の確認とともに、地熱資源情報、電力関連情報、 インフラ情報等を収集するとともに、調査計画案等 を検討した。 |
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中華人民共和国チベット羊 八井地熱資源開発計画調査 |
国際協力機構 | 中華人民共 和国 |
2000年~2006年 | 羊八井地域において地質、地化学、地球物理的探査 ならびに、調査井掘削及び坑井調査を行い、地熱資 源量を評価し、地熱発電の可能性を検討した。 |
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シバヤク地熱発電可能性予 備調査 |
国連工業開発機関 | インドネシ ア共和国 |
1999年 | 地表調査、データ解析により地熱資源量、開発規模 を検討した。 |
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ロシア連邦カムチャッカ州 における地熱利用による地 域暖房に関する基礎調査 |
NEDO技術開発機構 | ロシア連邦 | 1998年~1999年 | ペトロパブロフスク・カムチャツキー市において、 集中暖房の熱源を石炭火力から地熱利用(地熱熱 水、ヒートポンプ)に置換するための基礎調査を 行った。 |
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インドネシア共和国地熱開 発有望地点選定調査 |
(社)海外コンサル ティング企業協会 |
インドネシ ア共和国 |
1998年 | 地表調査、データ解析により地熱有望地点を選定し た。 |
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中国チベット自治区地熱調 査 |
(社)海外コンサル ティング企業協会 |
中華人民共 和国 |
1998年 | 地表調査、データ解析により地熱資源の賦存規模等 を検討した。 |
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バイカル湖孔内物理検層デ ータ取得業務 |
信州大学 | ロシア連邦 | 1998年 | バイカル湖の湖底ボーリングにおいて物理検層を行 い、堆積物の物理特性等を調査した。 |
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「バイカル湖の湖底泥を用 いる長期環境変動の解析に 関する国際共同研究」にお ける掘削技術等支援業務 |
国立環境研究所 | ロシア連邦 | 1997年~1998年 | バイカル湖底科学掘削において、掘削システムの構 築に係る技術協力、掘削業務における技術協力を 行った。 |
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中国新疆ウィグル自治区資 源・産業調査 |
(社)海外コンサル ティング企業協会 |
中華人民共 和国 |
1996年 | 地表調査、データ解析により地熱資源賦存の可能性 を検討した。 |
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メキシコ ラ・プリマベーラ 地熱開発計画調査 |
国際協力事業団 | メキシコ合 衆国 |
1984年~1989年 | ラ・プリマベーラ地域において地質、地化学、地球 物理的探査ならびに、調査井掘削及び坑井調査を行 い、地熱資源量を評価し、地熱発電の可能性を検討 した。 |
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タイ王国サンカンペン地熱 開発計画調査 |
国際協力事業団 | タイ王国 | 1982年~1987年 | サンカンペン地域において地質、地化学、地球物理 的探査ならびに、調査井掘削及び坑井調査を行い、 地熱資源量を評価し、地熱発電の可能性を検討し た。 |
NEDO技術開発機構:
新エネルギー・産業技術総合開発機構
国内防災調査経歴
雲仙火山:
「科学掘削による噴火機構とマグマ活動解明のための国際共同研究」のうち火道掘削工事
- 発注者
- 文部科学
- 実施期間
- 2004年
- 業務内容
- 雲仙普賢岳の噴火機構及びマグマ活動を解明するために,
普賢岳火山の中腹において火道に向けて科学調査井の掘削工事を行った。