鋳鋼
鋳鋼製造の
多様なご要望に対応
日本重化学工業の鋳鋼事業は、1960年に高岡事業所鋳鋼部として発足して以来、60年を超える歴史があります。今まで世の中の多くの金属製品が鋳造によって製造されてきましたが、当社もまた、長きにわたり豊富な鋳鋼製造の経験を培ってきました。特に耐摩耗鋼の生産、破砕機への活用に関する実績は豊富です。お客様のさまざまなご要望に対し、私たちは高い技術でお応えしてまいります。
鋳物・鋳鋼とは
人為的に作られた形状空間に溶融した金属を流し込み、凝固させることで形状を得る加工法を「鋳造」と言い、「鋳物」は鋳造によって成形加工された金属製品のことです。「鋳鋼」は鋳物の一種で、鋳物には他に「鋳鉄」「銅合金」「軽合金」などがあります。「鋳鋼」は、黒鉛が析出しないため、靭性、延性に優れた材料です。また、炭素含有量2.14%以下の鋼に合金を混ぜることで耐摩耗性、耐食性、耐熱性を有する優れた材料に変化させることができる特性を持っています。
熱処理技術
鋳鋼品は一般的に、熱処理を施します。素材のままで使用できるのは、ほとんどの場合、耐熱鋼鋳鋼品のみです。
熱処理とは、熱を加えて「赤める」ことと、逆に「冷やす」こと。冷やし方によって「焼入れ」「焼戻し」「焼なまし」「焼ならし」と区別されます。
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